請願

 

第179回国会 請願の要旨

新件番号 16 件名 衆議院比例定数削減反対、民意を反映する制度への改善に関する請願
要旨  民主党政権は公約に掲げた衆議院比例定数の八〇削減について、実行の機会をうかがっている。比例定数削減は人々の様々な声を今以上に切り捨て、取り分け弱者の切実な要求を実現する道を閉ざすものである。一九九四年に小選挙区制が導入されて以降、国民生活が急速に破壊され、苦難を強いられてきた事実がそのことを示している。定数を八〇削減した場合、二〇〇九年の総選挙の結果で試算すると、民主党は四割の比例得票率で小選挙区も含め七割の議席占有率となり、民意が反映されず、一党独裁政治を生み出しかねない。その狙いは消費税率アップや憲法改悪を実現するために二大政党制を定着させ、少数政党を排除し、強権政治を確立することにある。国会は国民の意思をくみ上げ、十分な審議を尽くす使命を持った国権の最高機関であり、国会議員を選ぶ制度は、国民主権の原理に基づき、多様な民意が公平、公正に反映されるものでなければならない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、衆議院の比例定数削減は行わないこと。
二、民意を反映する選挙制度に改善すること。

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