新件番号 | 1626 | 件名 | 八ッ場ダム事業についての客観的・科学的で公正な検証とダム予定地再生のための法整備に関する請願 |
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要旨 | 八ッ場ダム事業は、利水治水の両面で必要性が希薄となり、財政負担、地質、環境などで多くの問題を持つことから、二〇〇九年九月の政権交代で中止が宣言されたが、その後の経過で、二〇一一年秋までに八ッ場ダムの是非についての検証が行われることになっている。客観的・科学的で公正な検証がなされれば、八ッ場ダムは中止以外の結論が出るはずがないが、事業者である関東地方整備局による検証であるため、結果は予断を許さない。一方で、ダム予定地の地元住民はダム計画によって計り知れない犠牲を強いられ、今なお翻弄され、地域は衰退の一途をたどっている。八〇〇年の歴史を誇る川原湯温泉、名勝吾妻渓谷を始めとするかけがえのない自然を水に沈めるダム計画は、二〇世紀の負の遺産である。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、八ッ場ダム事業について客観的・科学的で公正な検証をすること。 二、ダム予定地再生のための法整備をすること。 |