請願

 

第177回国会 請願の要旨

新件番号 1065 件名 大阪府における国の出先機関の体制・機能の充実に関する請願
要旨  規制緩和や行財政改革などの構造改革によって貧困の深刻化や格差の拡大が進み、医療や年金、雇用など様々な面で社会不安が増大しており、国民の暮らしや地域の安心・安全を確保するために国が果たすべき責任と役割が大きくなっている。しかし、小さな政府に向けた公務員削減などによって行政サービスの提供体制は縮小の一途をたどっている。さらに、義務付け・枠付けの見直しと基礎自治体への権限移譲、国庫補助負担金の廃止と一括交付金化、国の出先機関の原則廃止などを柱とした「地域主権改革」が進められている。国の出先機関は、国民の暮らしや雇用、防災などを支える国の責任と役割を果たすため全国に配置されており、その移管や廃止などは国民の基本的人権や生存権を脅かすものである。
 ついては、大阪府における国の出先機関の体制と機能を充実するよう、次の事項について実現を図られたい。

一、国の出先機関が地域で果たしている役割を十分に検証し、その体制・機能を充実させること。
二、国の出先機関の地方移管や削減を安易に行わないこと。

一覧に戻る