請願

 

第176回国会 請願の要旨

新件番号 528 件名 特措法に基づく基金の早期創設と口蹄疫被害の全面補償に関する請願
要旨  宮崎県で発生した口蹄疫(こうていえき)被害は、五市六町に及び、殺処分・埋却された家畜は二九万余頭、関連業界や商店、ホテルなど観光業界まで被害は拡大し、地域経済の冷え込みは深刻な状況に陥っている。今回の口蹄疫の蔓延(まんえん)拡大は、半世紀も前に作られた「家畜伝染病予防法」が今日の畜産の現状にそぐわず、対応にも多くの不備が生じた結果引き起こされた。我が国では、一〇年前の発生以来、清浄国として畜産農家は日々、消毒に気を配りながら生産に励んでいたにもかかわらず、近隣諸国での口蹄疫発生に対し、政府の無策の下での政治災害である。今回の事態を謙虚に教訓化し、万全な再発防止策とともに、関係者の再建に向けた努力を支援する手立てを講ずるよう求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、特別措置法で位置付けた「基金」を速やかに創設すること。
二、口蹄疫を原因とする損失を補償するとともに、地域経済を復興するための全面的な支援を行うこと。

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