請願

 

第176回国会 請願の要旨

新件番号 298 件名 後期高齢者医療制度の速やかな廃止を求めることに関する請願
要旨  後期高齢者医療制度は、七五歳以上の高齢者を国保や健保から追い出し、囲い込み(一)これまで負担のなかった扶養家族を含め一人一人から保険料を取り立てる(二)受けられる医療を制限し差別する診療報酬を設ける(三)保険料は年金から天引きし、二年ごとに引き上げる(四)保険料を払えない人からは保険証を取り上げるなど、高齢者の医療を差別する制度であり、廃止するしかない。新政権は、「新しい制度に移行する」として廃止を先送りしているが、明確な公約違反である。一日も早く廃止し老人保健制度に戻すとともに、保険料などの負担増にならないよう国保への財政措置を採るべきである。凍結してきた七〇~七四歳の窓口負担の二割への引上げも、このままでは二〇一一年四月から実施されるが、撤廃するよう求める。病気になりがちな高齢者の医療については、長年の社会貢献にふさわしく国と企業が十分な財政負担を行い、高齢者が安心して医療を受けられるようにする必要がある。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、後期高齢者医療制度を速やかに廃止すること。
二、七〇~七四歳の窓口負担二割への引上げは撤廃すること。

一覧に戻る