新件番号 | 37 | 件名 | 後期高齢者医療制度を先送りでなく、今すぐ廃止することに関する請願 |
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要旨 | 後期高齢者医療制度は二〇〇八年四月から導入・実施され、昨年の総選挙の結果を受けて、廃止を期待していたが、国会論議の中、現在のところ先送りという状況になっている。病気になりがちの高齢者の医療については、長年の社会貢献にふさわしく国が十分な財政負担を行い、高齢者が安心して医療を受けられるようにする必要がある。この制度は七五歳以上の高齢者を国民健康保険や健康保険から追い出し、(一)これまで負担のなかった扶養家族を含め一人一人から保険料を取り立てる(二)受けられる医療を差別して別建て診療を設ける(三)保険料を年金から天引きし、二年ごとに引き上げる(四)保険料を払えない人からは保険証を取り上げるなど数々の問題を含んでおり、高齢者の医療を差別する制度であり廃止しかない。一日も早く老人保健法の定めに戻すとともに、保険料が負担増にならないように国民健康保険への財政措置を採るべきである。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、後期高齢者医療制度を直ちに廃止すること。 二、七〇~七四歳の窓口負担二割への引上げは中止すること。 |