請願

 

第174回国会 請願の要旨

新件番号 871 件名 憲法九条の解釈改憲に道を開く国会改革関連法案の成立反対に関する請願
要旨  鳩山内閣は、第一七四回通常国会で政府特別補佐人から内閣法制局長官を除くことなどを柱とする国会改革関連法案の成立を目指している。政府特別補佐人の内閣法制局長官は、これまで憲法第九条の解釈改憲を重ね、憲法違反の自衛隊の海外派兵を合憲化する答弁を行う一方、世論の高まりの中、海外での武力行使や武力行使と一体となった活動、集団的自衛権の行使は認めなかった。鳩山内閣は、憲法解釈について、過去の内閣法制局長官の答弁に縛られず政治主導で決めていくとの見解を示しており、長官だけを政府補佐人から除くのは、長官の答弁が憲法解釈に影響を持たないようにするためにほかならず、長官の答弁を禁止し、政治主導の名の下に勝手な憲法解釈を行い、自衛隊の海外での武力行使を合憲化し、海外で戦争ができる国にする危険なねらいを持っている。官僚答弁禁止に伴い導入される意見聴取会は、内閣法制局長官も参加できるとしているが、法案審議の場とは別につくられるもので、単に参考意見を聴取する場にされかねない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、憲法第九条の解釈改憲に道を開く内閣法制局長官を政府特別補佐人から排除する「国会改革」関連法案は成立させないこと。

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