請願

 

第174回国会 請願の要旨

新件番号 606 件名 食料の自給力向上と食の安全・安心の回復に向けての食品表示制度の抜本改正に関する請願
要旨  繰り返される加工食品原料の産地偽装事件や毒物混入事件を受けて、多くの消費者が食の安全・安心のために国産食品を求め、自給力向上を望んでおり、加工食品の原料原産地の表示義務化を願っている。また、多くの消費者が安全性などに不安を抱き、遺伝子組換え(GM)食品を食べたくないと考えているにもかかわらず、表示制度の欠陥によって、知らずに食べ続けている。さらに、食品安全委員会では、異常の多発原因について解明もしないまま安全と評価し、体細胞クローン由来食品の商品化が間近に迫ってきた。受精卵クローン由来食品は既に任意表示で流通を始めているが、多くの消費者は安全性に不安を抱き、食べたくないと考えている。食料の自給力向上、食の安全・安心の回復のために、食品のトレーサビリティとそれに基づく表示制度の抜本的な見直しが必要であり、消費者が知る権利に基づいて、買う、買わないを自ら決めることのできる社会の実現を目指し、食品表示制度の抜本改正を求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、加工食品の原料のトレーサビリティと原料原産地の表示を義務化すること。
二、すべての遺伝子組換え食品・飼料の表示を義務化すること。
三、クローン家畜由来食品の表示を義務化すること。

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