請願

 

第174回国会 請願の要旨

新件番号 211 件名 直ちに消費税を減税し、医療へのゼロ税率適用を求めることに関する請願
要旨  社会保障のためと消費税が導入され二〇年がたったが、医療や年金などの社会保障は削られ続けている。社会保障財源を確保するには、大企業・大資産家向けに行われてきた減税を元に戻すとともに、税金の使い道を福祉と国民の暮らし優先に変えるべきである。これ以上消費税が増税されれば、国民の消費が落ち込み、地域経済は一層悪化する。また、医療機関では、診療に必要な医療機器や設備、医院用建物などを購入した際、五%の消費税を支払うが、医療は非課税のため、患者は消費税を負担せず、医療機関が負担している。これが損税となり、医療機関の経営に大きな損害を与える。そもそも消費税は負担が高額所得者ほど軽く、所得の低い人ほど重くなる、逆進的な税制である。本来税制は、応能負担に基づく累進課税であるべきで、今求められているのは、減税して家計を応援することである。イギリスが付加価値税を引き下げたように、日本でもできないはずはない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、直ちに消費税を減税すること。
二、医療への消費税非課税制度を、ゼロ税率制度に改めること。
三、当面、特定健診・保健指導、乳幼児健診、予防接種を消費税の課税対象から除外すること。

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