請願

 

第174回国会 請願の要旨

新件番号 40 件名 いつでも、どこでも、だれもが安心して介護を受けられるようにすることに関する請願
要旨  今、介護保険制度は崩壊の危機にさらされている。不透明な認定制度や様々なサービス利用制限による介護の取上げが利用者に生活困難をもたらし、重い利用料負担がサービスの取りやめや減らさざるを得ない事態を生んでいる。介護報酬の引下げは労働者にしわ寄せをもたらし、生活できない低賃金、働き続けられない労働環境の中、福祉・介護サービスに携わる労働者の確保を困難にし、事業者にとっても経営難に直結する事態となっている。第一六九回通常国会では「介護従事者等の人材確保のための介護従事者等の処遇改善に関する法律」が全会一致で可決・成立した。この法律を実効あるものにすることは国の責任であり、介護労働者の処遇改善を始め、介護保険制度の根本的改善を求める。
 ついては、次の措置を採られたい。

一、介護報酬を引き上げること。介護保険に対する国の負担を大幅に増やし、保険料を引き下げること。
二、利用者のサービス利用制限をやめ、必要なサービスを保障すること。
三、介護労働者の賃金・労働条件の改善を図り、介護の人材を確保すること。

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