請願

 

第174回国会 請願の要旨

新件番号 33 件名 命と暮らしを守り、社会保障制度の改善・拡充に関する請願
要旨  二〇〇二年以降社会保障費が毎年削減され、二〇一一年までの一〇年間で削減される総額は一三兆円になる。相次ぐ社会保障制度改悪で、国民に不安や怒りが高まっており、政府は今年度の社会保障予算を増額したが、二、二〇〇億円の毎年の削減計画をやめたわけではない。一九九八年以降、家計収入は減り続け、これ以上の負担増は耐えられず、特に高齢者や母子家庭などの社会保障の切下げと負担増は、自殺や孤独死、介護虐待など深刻な事態を引き起こしている。
 ついては、国民が安心して暮らしていけるよう、次の事項について実現を図られたい。

一、社会保障費二、二〇〇億円の削減はきっぱりやめること。
二、後期高齢者医療制度を廃止すること。医療保険の窓口負担を三割から二割にし、七五歳以上の医療費を無料にすること。
三、生活保護の老齢加算を元に戻すこと。児童扶養手当削減計画を撤回すること。
四、新介護認定基準を中止・撤回し、必要な介護が受けられるよう介護保険制度を抜本的に改善すること。
五、障害者自立支援法を廃止し、抜本的見直しを行うこと。
六、年金記録問題を解決するとともに、消費税を財源にしない最低保障年金制度を創設すること。

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