新件番号 | 796 | 件名 | 深刻な貧困と格差を解消するための社会保障予算の拡充に関する請願 |
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要旨 | 構造改革で社会保障予算の抑制と制度改悪が続き、年金や医療・介護、障害者福祉など、社会保障制度の綻(ほころ)びが顕著になり、各地で深刻な事態が起きている。また、経済的理由から進学できないなど、子供たちの教育を受ける権利も奪われている。貧困と格差を解消し、国民の生存権を守るために、社会保障費の抑制策を改め、施策を拡充することや生活保護制度の拡充などセーフティネットの確立が緊急課題である。経済的理由から子供たちの進学断念や退学が後を絶たない下で、教育費負担の軽減が必要である。社会保障予算の拡充を口実に消費税率のアップを行うことは許されず、不要不急の大型開発の中止や軍事費の削減、大企業・大金持ちへの適正な課税などによって、予算を国民本位に組み替えることが求められている。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、社会保障予算を大幅に増やし、施策を充実させること。 二、医療・介護保険などへの国庫負担を大幅に引き上げること。後期高齢者医療制度と障害者自立支援法を即時廃止すること。無保険者をなくすとともに、低所得者などへの減免制度を抜本的に拡充すること。 三、最低保障年金制度の創設、生活保護制度と失業給付制度の抜本拡充など、セーフティネットを確立し、人間らしい生活を保障する給付を実現すること。 |