新件番号 | 512 | 件名 | 医療改革法の撤回と医療の充実に関する請願 |
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要旨 | 小泉内閣(当時)の医療改革法は、(一)高齢者窓口負担の二割・三割への引上げ、入院費・重症患者の負担増、保険料の引上げ、ベッド削減による病院からの追い出し(二)混合診療の拡大など、公的保険のきく範囲を縮めて公的医療制度、国民皆保険の解体に道を開くという改悪である。保険のきかない医療が広がれば、必要な医療を受けるのにも多額の自費負担が強いられることになる。これは、医療に格差を持ち込み、人の命も金次第とするものである。医療改革法は、医療への国の責任を後退させ、民間保険の売り込みなど、医療分野を新しいもうけ口にしようとする日米財界の要求にこたえるものである。社会保障の増進に努めることは政府の責任である(憲法第二五条)。医療改革法を撤回し、保険証一枚で、だれでも、どんな病気でも、安心して受けられる医療を実現するよう求める。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、高齢者・重症患者の窓口負担増、保険料の引上げ、病院追い出しをやめ、窓口負担を引き下げること。 二、混合診療の拡大など保険診療を狭めるのではなく、充実させること。 三、削減されてきた国庫負担を計画的に元に戻すこと。 |