請願

 

第173回国会 請願の要旨

新件番号 506 件名 てんかんのある人とその家族の生活を支える教育に関する請願
要旨  てんかんのある人は一○○人に一人近くいるが、偏見や無理解のために、様々な場面で大きな障壁となっている。多くの人が思春期までに発病することから、進学や就職、結婚などで患者と家族を苦しめている。また、専門医療体制や、自立生活に必要な福祉制度も十分とは言えず、QOL(生活の質)向上の妨げとなっている。
 ついては、早急に次の措置を採られたい。

一、すべての教職員にてんかんの正しい知識を伝えること。
 1 てんかんのある子供への対処について教員全員が研修を行った後は、プール指導や宿泊行事に必要以上に制限がされないよう、また坐薬(ざやく)挿入や頓服(とんぷく)服用などが日常的支援として行えるよう、国の責任においてガイドラインを設けること。
 2 すべての教員養成課程や新任・継任(五・一〇・二〇年)・教員免許更新時研修などで、てんかんの基礎知識を得ることのできるカリキュラムを設けること。

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