新件番号 | 429 | 件名 | 日米FTA反対、農家経営の危機打開に関する請願 |
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要旨 | 農産物の輸入が増え、米価が下落する中、農家経営が続けられない事態が急速に広がっている。農業と農村の再生に必要なのは、農家が安心して生産に励める条件を整えることであり、価格保障や所得補償を充実し、農産物輸入自由化をストップすることは急務である。日米間のFTA(自由貿易協定)、日豪FTA(EPA)は、農産物の全面自由化で農業の崩壊につながり、自由化一辺倒のWTO(世界貿易機関)を見直し、食料主権を保障する貿易ルールを確立すべきである。今春以降、大手スーパーの買いたたきなどによって米価が低落を続け、本年産米も大暴落の危険が高まっている。このままでは、米を作る人がいなくなりかねない。日本農業や農家経営の当面する危機に対する打開策を採ることなしに、食料自給率の向上や農業所得の増大はあり得ない。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、日本農業を壊滅に導く日米FTA交渉は行わないこと。日豪FTA交渉も中止すること。 二、米価暴落を回避するため、政府が決めている備蓄米一〇〇万トンに不足する分を緊急に買い入れること。 三、ミニマム・アクセス米の義務輸入を中止すること。 |