請願

 

第173回国会 請願の要旨

新件番号 276 件名 肝炎対策基本法の制定に関する請願
要旨  B型、C型ウイルス肝炎患者・感染者は三五〇万人以上と推定され、針・筒連続使用の集団予防接種や輸血、血液製剤の投与等によって感染し、その中には医療・薬務・血液行政の誤りにより感染した患者も含まれ、医原病と言える。肝硬変・肝がんの死亡数は年間四万人を超え、九割以上がB型、C型肝炎ウイルスに起因しており、患者は長期の療養に苦しみ、生活基盤を失うなど経済的にも困難に直面している。平成二〇年度から「新しい肝炎総合対策」(七か年計画)がスタートしたが、法律の裏付けがない予算措置のため、実施主体の都道府県によって施策に格差が生じている。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、ウイルス肝炎対策を全国的規模でひとしく推進するために、全会派による協議で「肝炎対策基本法案」の審議を促進し、早期に成立させるよう努力すること。

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