請願

 

第173回国会 請願の要旨

新件番号 233 件名 改憲のための国民投票法の廃止に関する請願
要旨  憲法改正のための手続を定める国民投票法は自民・公明の政権により強行成立させられたが、憲法第九条の改定を含む改憲の動きと一体のものであり、認められない。また、内容も(一)最低投票率の制度を設けず、白票や無効票を分母に加えないなど、国民全体から見て少数の賛成でも改憲が成立することになる(二)有料広告が野放しにされ、資金力を持つ側が圧倒的に有利となり、国民が公平な情報に基づいて意思決定できない(三)公務員や教育者の運動を規制し、本来自由であるべき国民の投票運動に萎縮効果をもたらす、などの問題点が指摘されている。国民は、憲法改正を急ぐ動きを支持していない。憲法第九六条に基づいて憲法改正を最終的に決定する権限は、一人一人の国民が持っており、国民の意思をゆがめ、改憲案を通しやすくする不公正な同法を拙速に成立させたことは、憲法の定める国民主権を踏みにじるものである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、「国民投票法」は、廃止すること。

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