請願

 

第173回国会 請願の要旨

新件番号 183 件名 外環道の青梅街道インターチェンジ計画に関する請願
要旨  自公政権の下、東京外かく環状道路(外環道)が、四月の国土開発幹線自動車道建設会議(国幹会議)で基本計画区間から整備計画対象区間に格上げとなった。外環道の青梅街道インターチェンジ建設によって、一〇〇軒もの家が立ち退かされ、インターと排気塔から出る大気汚染公害で長らく住み良い環境で暮らしてきた生活と環境が破壊され、人間の住めない街になり、商店街もなくなる。こうしたことから、アンケート調査で九一%の住民が反対を表明し、反対署名を国交省・東京都・練馬区に提出してきた。青梅街道を挟んだ杉並区側は区長が反対の意思を表明したため、練馬区側のみのハーフ・インター計画となっている。また、自公政権の下で国交省が行ってきた外環建設の手続には問題がある。PI沿線協議会などを通して多くの住民から不安、疑問、懸念が提起されたが、それらへの納得のいく回答は得られていない。また、外環道事業実施前に「地域課題検討会」が必須と表明してきたが、青梅街道インター建設予定地域では一度も開催されていない。新政権の下、今年度補正予算の見直しで、用地費や補償費など外環道関連予算の九割が凍結されたが、今後の補正予算や来年度予算に青梅街道インターチェンジを含めた現計画のまま事業費が計上されることに不安を持っている。政権交代によって、いったん事業化された公共工事についても不要不急のものは見直す方針が明らかにされた。まずは住民の意思を無視した事業説明会を開催しないことを求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、外環道の青梅街道インターチェンジ計画を白紙撤回すること。

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