請願

 

第171回国会 請願の要旨

新件番号 2752 件名 戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案の早期成立を求めることに関する請願
要旨  「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」が一日も早く成立するよう求める。一九九〇年の参議院予算委員会において慰安婦(戦時性的強制被害者)問題が初めて取り上げられ、一九九八年山口地裁、二○○三年東京地裁は、韓国・中国の日本軍による性暴力被害者に対する判決で、立法解決を強く促している。国連やILOなどの国際機関からも繰り返し、慰安婦問題解決の勧告・指摘を受け、二○○二年には台湾の立法院が、二○○三年には韓国の国会が、二○○四年にはフィリピン議会下院外交委員会も、早期制定を求める決議を採択している。二○○七年にはアメリカ議会下院、オランダ議会、カナダ議会、欧州議会で、日本政府に謝罪と責任の受入れを求めた決議が採択されている。この法案は過去参議院に提出され、二○○二年には内閣委員会で審議が行われ、その後は審議未了による廃案が続いているが、被害者やアジア各国民が注目しているこの法律案をきちんと審議し、その経過や結果を内外に説明することが必要であり、被害者が生きているうちに問題の解決が図られるよう求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」を早期成立させること。

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