請願

 

第171回国会 請願の要旨

新件番号 1653 件名 後期高齢者医療制度を廃止することに関する請願
要旨  後期高齢者医療制度は、(一)七五歳以上の高齢者を国民健康保険や健康保険から追い出し、この医療制度に加入させ、すべての高齢者から保険料を取り立てる(二)年金が月額一万五、〇〇〇円以上の人は年金から天引きする(三)保険料滞納者からは保険証を取り上げ、窓口で医療費全額を負担させる(四)七五歳以上は受けられる医療を制限し差別する別建ての診療報酬を設定し、さらに、七〇~七四歳の窓口負担も、一割を二割に引き上げようとしている。高齢になれば病気になりがちなのは当然で、高齢者だけを集めた医療保険は世界に例がない。長年、社会に貢献してきた高齢者が、安心して医療が受けられるようにする必要がある。
 ついては、憲法第二五条で示された健康で文化的な生活を保障するため、次の事項について実現を図られたい。

一、後期高齢者医療制度は廃止すること。
二、七〇~七四歳の窓口負担二割への引上げはやめること。
三、医療に使う国の予算を増やして、高齢者・国民が安心して医療を受けられるようにすること。

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