請願

 

第171回国会 請願の要旨

新件番号 786 件名 私学助成の拡充に関する請願
要旨  国の構造改革は経済格差を拡大し、その影響は教育へも波及し、経済的理由で私学を選択できない、あるいは退学せざるを得ないなど、深刻な事態を拡大させており、私学の高学費は、教育を受ける権利を奪い去ろうとしている。公立・私立を問わず、すべての子供たちは学びの場を保障され、将来の日本の担い手となるべく成長していくことができるよう、教育予算を増額させ、その環境整備に力を入れなければならない。現状は、義務教育費国庫負担を地方に委譲したり、私学助成を削減しようとしている。すべての子供たちに、豊かな教育を受ける権利を保障し、その実現を果たすために、国は教育条件整備・改善を個人や地方に任せることなく、責務を果たすべきである。教育予算を抜本的に改善し、特に公私間の学費負担格差を解消するため、私立学校に対する運営費補助、授業料などの直接補助、少人数授業を実現できる特別補助及び施設設備改善を可能にする補助の改善又は新設を求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、教育予算を大幅に増額すること。
二、私学助成の国庫助成制度を堅持し、私学助成を大幅に増額すること。
三、私学の教育条件を改善するために経常費の二分の一助成を実現すること。
四、学費の公私格差をなくし、保護者の学費負担を軽減するために授業料直接助成の実現をすること。

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