請願

 

第171回国会 請願の要旨

新件番号 696 件名 保険業法改定の趣旨に沿って、自主共済の適用除外を求めることに関する請願
要旨  二〇〇六年四月に施行された新保険業法によって、各団体がその組織の目的の一つとして構成員のために自主的に運営している共済制度が、存続の危機に追い込まれている。法改定の趣旨は、共済などの名前で不特定多数の消費者に保険類似商品の販売や勧誘を行って被害を与えた、いわゆる偽共済への規制が目的であった。偽共済は、商売を通じた顧客を相手にしていること、実際には勧誘した商品を扱っていないこと、所在不明になっていることなどの特徴がある。偽共済から消費者を守ることが法改定の趣旨・目的であり、法で自主共済を保険会社などと同列に規制することは、制度の存続を脅かし、廃止を強要するものであり、自主共済が存続できなくなれば、加入者(消費者)に被害をもたらし、法改定の趣旨や目的に反する。これまで、長年にわたり健全に運営をしてきた仲間同士の助け合いの自主共済に、もうけの論理を押し付けることは認められない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、自主的な共済を新保険業法の適用除外にすること。

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