請願

 

第171回国会 請願の要旨

新件番号 581 件名 後期高齢者医療制度の中止・廃止を求めることに関する請願
要旨  後期高齢者医療制度は、(一)これまで保険料負担のなかった扶養家族を含めて、七五歳以上のすべての高齢者から徴収する(二)月額一五、〇〇〇円以上の年金受給者は年金から天引きする(三)保険料滞納者は保険証を取り上げ、窓口で医療費全額を負担させる(四)七五歳以上を対象にした別建ての診療報酬を設定し、高齢者に差別医療を強いるものであり、併せて、六五~七四歳の国保料の年金天引きを実施し、さらに七〇~七四歳の窓口負担を一割から二割へ引き上げようとしている。最も医療を必要とする高齢者だけを一まとめにした別建ての医療制度は、世界に例がなく、長年の社会的貢献にふさわしく、国と企業が財政負担し、高齢者が支払える範囲で十分な医療が受けられるようにすべきである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、後期高齢者医療制度は中止・廃止すること。
二、六五~七四歳の国保料の年金天引きと七〇~七四歳の窓口負担の二割への引上げをやめること。
三、国の医療予算を増やし、高齢者・国民が安心して医療を受けられるようにすること。

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