請願

 

第171回国会 請願の要旨

新件番号 198 件名 教育格差をなくし子供たちに行き届いた教育を求める私学助成に関する請願
要旨  憲法・教育基本法・子どもの権利条約に基づいて、一人一人の子供たちに確かな学力を保障し、希望をはぐくむ教育を実現することは、国民の願いである。しかし、所得の格差拡大により、学費滞納や経済的理由による退学が後を絶たず、子供たちの教育を受ける権利が損なわれている。こうした状況を克服するため、学費や教育条件の公私格差を是正するなど、教育環境の整備が望まれる。また、どの子にも行き届いた教育を保障し、教育の機会均等を実現するために私学助成の増額・拡充による父母負担の軽減は急務である。
 ついては、日本の未来を担うすべての子供たちに教育の機会均等を保障するため、次の事項について実現を図られたい。

一、教育予算を大幅に増額すること。
二、私学助成は教育費であることを明確に位置付け、公立学校の生徒一人当たり教育費の半分まで私学助成を拡充すること。
三、父母負担を直接軽減するため授業料軽減助成制度を拡充して、多くの家庭に直接助成が行き渡るようにすること。
四、私立学校の教育条件の向上に向けて、専任教員比率向上や学級定員削減に対応した特別助成を創設すること。また、通学費助成や施設整備助成制度を充実すること。

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