請願

 

第170回国会 請願の要旨

新件番号 974 件名 教育格差をなくし、子供たちに行き届いた教育を求める私学助成に関する請願
要旨 　我が国の高学費は、少子化の大きな要因になっており、国の将来にとって憂慮すべき状況をつくり出している。国として、国際人権規約により国際条約にもなっている大学までの学費無償の漸進的導入を早期に実施すべきである。非正規雇用者の増加などによって進行している格差社会の下、学費を払えないために退学する生徒が増加するなど、私学を取り巻く環境は厳しくなっており、不登校、学級崩壊、高校中退など教育の諸問題を解決するためには、学級規模縮小や教職員増員が必要であり、文教予算を大幅に拡充することが緊急の課題である。
　ついては、次の事項について早期に実現を図られたい。

一、教育予算を大幅に増額すること。
二、私学の国庫補助制度を堅持し、私学助成を大幅に増額すること。
三、私学の教育条件を改善するため、経常費の二分の一助成を実現すること。
四、学費の公私立間格差を是正するため、私学に学ぶすべての生徒を対象にした授業料直接助成を実施すること。

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