請願

 

第170回国会 請願の要旨

新件番号 572 件名 自衛隊をいつでも海外に派兵できる恒久法制定反対に関する請願
要旨  アメリカなどが行っているイラク戦争、アフガニスタン攻撃は、民間人を殺傷し、国土を荒廃させ、疑問や反対の声がアメリカやヨーロッパで広がっている。日本の自衛隊による兵員・物資の空輸やインド洋上での給油活動は、事実上、テロ報復戦争に対する後方支援になり、交戦権・武力行使を否認している憲法第九条に違反する戦争協力である。日本は、軍事的貢献ではなく、貧困問題や教育・医療面、地球環境のために、非軍事の民生・財政・技術面で国際貢献すべきである。しかし、自民党は「国際平和協力活動」、民主党は「テロ根絶、アフガン復興支援」を名目にして、国連加盟国からの要請や国連決議があれば、いつでも、自衛隊を海外に派兵できる恒久法の検討を急いでいる。これは、国連やテロ対応を口実にして、自衛隊を海外派兵させ、武力行使も可能とする、憲法第九条破壊の法案である。さらに、国連加盟時の憲法制限を破棄し、憲法の理念をゆがめる法案であり、権利はあっても行使はできないとしてきた「集団的自衛権の行使」にも該当する。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、自衛隊をいつでも海外に派兵できるようにする恒久法を制定しないこと。

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