請願

 

第170回国会 請願の要旨

新件番号 505 件名 異常な原油価格高騰から暮らしを守る施策に関する請願
要旨  原油価格が高騰し、穀物、飼料や肥料の価格高騰そして物価高になって、農林水畜産の生産者、商工業者そして生活者を直撃している。政府は六月に「原油等価格高騰対策」をまとめ、一定の支援を打ち出したが、まだ対策が尽くされているとは言えない。灯油は生活必需品であり、七月の過去最高の原油価格よりは下降しているが、昨年冬よりまだ高く、異常な原油価格から暮らしを守る施策を講じることを求める。また、石油元売各社が一〇月から導入した新価格体系は、卸価格を公表せず、週決めの価格体制にするもので、市場の透明性に大きな不安がある。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、原油価格高騰の要因となっている投機資金の流入について、日本が率先して各国と連携し、国際石油市場を安定化させること。
二、灯油と石油製品の便乗値上げや在庫水準等の監視を強化し、灯油の供給量と価格の安定対策を講じること。石油元売の新価格体系に基づく石油関連価格の動きを監視し、価格高騰につながらないよう指導すること。

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