請願

 

第170回国会 請願の要旨

新件番号 140 件名 介護保険制度の見直し・改善に関する請願
要旨  介護・福祉の充実は安心した老後を送りたいというすべての国民の願いであるが、地域の介護は崩壊の危機にさらされている。重い費用負担、不透明な認定制度、様々なサービスの利用制限による介護の取上げが利用者に生活困難をもたらし、相次ぐ報酬引下げによる経営難、厳しさを増す現場の介護労働と深刻な人手不足は、在宅・施設など地域の福祉・介護の基盤を根底から揺るがしている。だれもが必要な介護サービスを利用できる介護の社会化の実現と、それを支える介護職員が、専門性を高め生き生きと働き続けられる環境整備が急務である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、介護報酬の引上げ、人員配置基準の見直しを行い、職員の給与・労働条件の改善と、大幅な増員を実現すること。
二、利用料・保険料、居住費・食費負担を軽減するとともに、サービスの利用制限を取りやめ、必要な介護が適切に保障される制度に改善すること。
三、以上を実現するために、保険料や利用料の引上げではなく、介護保険に対する国の負担を大幅に増やすこと。

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