請願

 

第169回国会 請願の要旨

新件番号 3540 件名 後期高齢者医療制度の中止・撤回を求めることに関する請願
要旨  後期高齢者医療制度は(一)保険料負担のなかった扶養家族を含めて、七五歳以上のすべての高齢者から徴収する(初年度平均月額六、二〇〇円)(二)月額一万五、〇〇〇円以上の年金受給者は年金から天引きする(三)保険料滞納者は保険証を取り上げ、窓口で医療費全額を負担させる(四)七五歳以上を対象にした別建ての診療報酬を設定し、高齢者に差別医療を強いるものであり、さらに、七〇~七四歳の窓口負担を一割から二割に引き上げ、六四~七四歳の国保料を年金から天引きしようとしている。最も医療を必要とする高齢者が払える範囲で十分な医療が受けられるようにすべきであり、高齢者に高負担と差別医療を押し付ける制度は認めることはできない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、新たな後期高齢者医療制度は、中止・撤回すること。
二、七〇~七四歳の窓口負担の二割への引上げをやめること。
三、国の医療予算を増やし、高齢者・国民が安心して医療を受けられるようにすること。

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