請願

 

第169回国会 請願の要旨

新件番号 3529 件名 後期高齢者医療制度の中止並びに廃止に関する請願
要旨  後期高齢者医療制度を四月から実施したが、政府・厚労省はこの制度をつくった理由として、高齢者の特性を挙げ(一)老化に伴う生理機能の低下により、治療の長期化、複数疾患への罹患(りかん)(特に慢性疾患)が見られる(二)多くの高齢者に、症状の軽重は別として、認知症の問題が見られる(三)新制度の被保険者である後期高齢者は、この制度の中で、いずれ避けることのできない死を迎えると述べているが、医療費を抑制するためであることは明白になっている。しかも、保険料は年金から天引きされ、七五歳以上の高齢者の医療費は包括医療・月額六千円までとしている。高齢者が医療から見放され、年金からの天引きなどで生きる手段も一層厳しくなり、正に生死にかかわる事態で容認できない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、後期高齢者医療制度については直ちに実施を中止し、廃止すること。
二、七〇~七四歳の窓口負担二割への引上げをやめること。

一覧に戻る