請願

 

第169回国会 請願の要旨

新件番号 3432 件名 インターナショナルスクール卒業生の高校入学条件緩和に関する請願
要旨  インターナショナルスクールの日本人卒業生が、日本の高校に入学する場合、インターナショナルスクールは学校教育法上、各種学校となり、多くは九月入学・六月卒業となるため、高校受験前に、中卒認定試験に合格しなければならない。しかし、卒業年度の三月末で一五歳である生徒は、文部科学大臣が認めた者以外は一六歳になるまで認定試験を受けることができない。認定試験は、毎年一一月の一回のみのため、高校入学まで、場合によっては教育に空白期間を生じる可能性がある。一方、海外帰国子女が高校に入・編入学する場合、認定試験を経ることなく、入試を受けることができる。こうした区別は国際化が進んだ今日、整合性に欠ける。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、インターナショナルスクールの日本人卒業生が、日本の高校に入学を希望する際の前提条件になっている中卒認定試験の受験を免除すること。
二、前記一が制度上不可能である場合には、少なくとも一六歳を待たずに希望者は中卒認定試験を自由に受けられるようにすること。

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