新件番号 | 3388 | 件名 | 高齢者の生存権を奪い、差別につながる後期高齢者医療制度の廃止に関する請願 |
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要旨 | 後期高齢者医療制度のねらいは高齢者にかかる医療費を削減するものであり、一人当たりの老人医療費が高い地域の保険料は高くなる、高齢者の医療を制限して入院や長期療養を困難にし、保険料が払えなければ保険証を奪うという制度である。中でも、高齢女性は家事など無償労働を担い、基礎年金のみの人や、無年金となってしまった人が多くいる。このような人々が少額の年金から介護保険料を天引きされ、さらに後期高齢者医療制度の保険料を天引きされると経済的負担が重くなり、生活不安と、医療の抑制につながる。高齢者の七〇%を占める高齢女性の生活を不安と危機に陥れるこの制度を、受け入れることはできない。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、高齢者を健康保険から排除し年齢で医療制度を区分する後期高齢者医療制度を廃止すること。 二、いつでも、だれでも、どこでも、平等に医療が受けられる皆保険制度を堅持すること。 |