新件番号 | 2792 | 件名 | てんかんのある人とその家族の生活を支えることに関する請願 |
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要旨 | てんかんのある人は一○○人に一人近くいるが、偏見や無理解のために、様々な場面で大きな障壁となっている。多くの人が思春期までに発病することから、進学や就職、結婚などで患者と家族を苦しめている。また、専門医療体制や、自立生活に必要な福祉制度も十分とは言えず、QOL(生活の質)の向上の妨げとなっている。 ついては、早急に次の措置を採られたい。 一、専門医療の拡充を行うこと。 1 経済的な理由により、てんかん専門医療が後退することのないよう、十分に配慮をすること。 2 全国のてんかん専門医療機関のネットワークが築けるよう、医療法など病院等の広告規制の見直しを行うこと。 3 海外での使用が一定か国、一定期間以上経過した薬剤に関して、治験プロセスが可能な限り簡略化できるようにすること。 二、生活支援体制の拡充を行うこと。 1 難治性てんかんのある人にとって、医療的ケアを含む生活支援体制の構築が必要である。安心して生活できる、ケアホームの整備をすること。 2 医療的ケアを必要としないてんかんのある人が、地域で自立した生活を送れるように、安心・安全なグループホームを整備すること。 三、交通運賃減免制度の拡充を行うこと。 1 てんかんのある人が利用できる障害者手帳でも、JR、私鉄、バス、航空機、高速道路など、交通運賃の減免制度を適応すること。 四、障害者雇用率の完全適用を行うこと。 1 てんかんのある人へのみなし適用が実現したが、早期の完全適用を実現すること。 |