請願

 

第169回国会 請願の要旨

新件番号 1094 件名 自衛隊のイラク・インド洋からの撤退に関する請願
要旨  政府は新テロ特措法を強行に成立させ、海上自衛隊を再びインド洋に派兵し、再開した給油活動によって米艦船から飛び立った戦闘機の無差別爆撃により、アフガニスタンでは民間人の死者が増え続けている。また、イラクでは、航空自衛隊が完全武装したアメリカ兵や武器・弾薬を運び、米軍によるイラク市民の虐殺が続けられている。自衛隊の行為は、イラク特別措置法に違反する戦闘行為であり、給油・補給や輸送活動は、集団的自衛権の行使であり、憲法違反である。インド洋での給油活動は、六年間で三三〇~四〇〇億円投じられ、二〇〇八年度の軍事(防衛)予算は、実質四・八兆円となっている。貧困が社会問題化し、国民生活は限りなく悪化しており、国際法に違反する戦争犯罪への加担と、戦争のためにこれ以上の税金を投入することを認めることはできない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、イラク特別措置法を廃止し、イラクから自衛隊を即時撤退させること。
二、海上自衛隊のインド洋上での給油活動をやめ、即時撤退させること。

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