公共工事設計労務単価の改善に関する請願：請願の要旨：参議院

新件番号	881	件名	公共工事設計労務単価の改善に関する請願
要旨	現場の賃金は、普通の社会生活が送れないほど引き下げられ、安心・安全の住まいづくりや公共建築物の建設に従事してきた者にとって経験したことのない事態であり、公共工事設計労務単価の引上げと現場従事者への支払を担保することが必要である。公共工事設計労務単価は現場労働者の賃金実態を反映する仕組みであり、民間工事における賃金の引下げが設計労務単価を押し下げ、更に民間工事の賃金を引き下げる悪循環を繰り返してきた。二〇〇七年に公表された公共工事設計労務単価の平均額は一〇年連続して低下し、建設産業に対する将来不安は募るばかりであり、人材を確保するためにも、建設産業に従事する者の暮らしを維持するためにも公共工事設計労務単価の引上げが急務である。　ついては、次の措置を採られたい。一、現場労働者の賃金引上げとなるよう公共工事設計労務単価と算定方式の改善を図ること。