請願

 

第169回国会 請願の要旨

新件番号 383 件名 すべての子供たちに行き届いた教育に関する請願
要旨  構造改革に伴う格差社会の影響が心配されている。また、高学費、公私立間の学校格差は少子化の要因の一つとなっており、経済的な理由によって、教育の機会が奪われてしまう子供たちを生み出す原因となっている。公立・私立を問わず、行き届いた教育を受け、個性豊かな能力を培われた青年が社会に送り出されることは、二一世紀の平和で豊かな未来を目指す上での要件であり、国は教育条件の整備・改善について積極的な取組が求められている。
 ついては、次の事項について速やかに実現を図られたい。

一、私学助成の国庫補助制度を堅持し、私学助成を大幅に増額すること。特に私学の教育条件を改善するために、経常費二分の一の助成を実現すること。また授業料直接助成、施設助成を実施・拡充すること。
二、経済的な格差によって子供たちの進路選択が狭められることのないように、就学援助・授業料減免制度・奨学金制度などを後退させず、充実すること。
三、教育費減税を行うなど、教育費の父母負担を軽減する措置を行うこと。
四、国の責任で公立小中高の三○人以下学級と、教職員定数増を実現すること。私学で三○人学級を行うための特別助成を充実すること。
五、教育予算を大幅に増額すること。

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