請願

 

第169回国会 請願の要旨

新件番号 310 件名 後期高齢者医療制度など高齢者医療費負担増の中止・撤回と公的医療費の拡大に関する請願
要旨  四月実施予定の後期高齢者医療制度は、七五歳以上の高齢者全員から保険料を年金より強制徴収し、保険料を一年間滞納した高齢者から保険証を取り上げるものであり、七○歳から七四歳の窓口負担も一割から二割へ引き上げようとしている。いずれも、高齢者へ過酷な負担増を強い、受診抑制、医療からの排除につながり、生活、健康、命を脅かす深刻な問題である。政府は、高齢者医療費の負担増一部凍結を決めたが、負担増を先送りするだけである。また、社会保障費の財源問題を口実に消費税増税へ向けた議論を始めたことも容認できない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、後期高齢者医療制度の二○○八年四月からの実施を中止し、制度を撤回すること。
二、七○歳から七四歳の医療費窓口負担一割から二割への引上げをやめること。
三、医療費抑制から公的医療費拡大へ政策を転換すること。

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