新件番号 | 228 | 件名 | 灯油など石油製品高騰への緊急対策に関する請願 |
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要旨 | 民生用灯油、ガソリン、軽油、漁船用重油などの石油製品の高騰が相次ぎ、生活に甚大な影響を与えている。最大の需要期を迎える灯油価格は、過去最高値を日々更新し、一世帯当たりの値上げによる影響は、四万六千円以上と試算されている。主な原因は、投機資金の原油市場への過度な流入にあり、政府が国際的な原油高への対策を確立することが必要である。また、石油元売六社の利益は、この三年半で約二・六兆円になっている。生活に欠かせない灯油やガソリンなど石油製品を安定供給することは、国の責任であり、緊急に対策を採るよう求める。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、消費者、地方への影響を緩和するため、ガソリンなど石油製品や食料品・日用品などの便乗値上げの監視を強化し、灯油価格の引下げのための緊急対策を行うこと。 二、大手元売会社に対して原油差益・在庫差益を国民に還元させること。 三、大企業に対して、原材料・燃料費の上昇分を中小下請業者、物流業者などに押し付けないように指導すること。また、中小企業に対する緊急融資・保証制度を創設すること。 |