請願

 

第169回国会 請願の要旨

新件番号 134 件名 医療にまわすお金を増やし、保険で良い歯科医療を実現することに関する請願
要旨  昨今、歯や口腔(こうくう)機能が全身の健康、介護・療養上の改善に大きな役割を果たすことが厚生労働省の厚生労働科学研究等で実証され、患者・国民は歯科医療における患者負担の軽減と保険給付範囲の拡大を切望している。しかし、政府の医療費抑制政策で、患者負担が増加し歯科診療を受けることができにくくなっている。また、相次ぐ歯科診療報酬の引下げで実質的な保険給付が改悪され、保険でより良く噛(か)める入れ歯づくりも難しくなり、歯周病の治療・管理もできにくくなっている。こうした政府の政策によって、歯科技工士や歯科衛生士養成の学校が定員割れや廃校など、今後の歯科医療の確保が危惧(きぐ)されるまでになっている。保険で良い歯科医療の実現は患者・国民と歯科医療従事者の共通の願いである。
 ついては、国は医療にまわすお金を増やして、二○○八年の診療報酬改定で、次の事項について実現を図られたい。

一、窓口負担を軽減すること。
二、保険でより良く噛める入れ歯ができるようにすること。
三、保険で歯周病の治療・管理が十分にできるようにすること。
四、新しい歯科治療技術を速やかに保険適用すること。

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