請願

 

第169回国会 請願の要旨

新件番号 1 件名 行き届いた教育を求める私学助成に関する請願
要旨  未来を担う子供たちが安心して学校に通い、心身共に健やかに成長することはすべての国民の願いである。確かな学力を身に付け、社会の担い手として巣立っていく子供たちは将来への希望である。景気回復傾向にあると言われているが、地方は十分な回復にあるとは言えず、むしろ中央との格差は拡大している中で私立学校に通う家計は厳しく、授業料の滞納や、経済的な理由で修学旅行に参加できないといった声が増加している。また、少子化の影響も重なって、生徒減による学校・幼稚園の経営難が一層深刻になっている。文科省の私学助成国庫補助総額は、二〇〇七年度から五年間にわたって一%ずつ削減すると方針化されており、教育にかかる予算が減額される懸念がある。一人一人の子供たちに、公平・平等で確実な教育を保障することが急務であり、そのためには私学も公教育であり、公教育は公費でという認識に立って、公立・私立を問わず、教育に一層の予算を注ぐべきである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、教育予算を大幅に増やすこと。
二、私学の国庫補助制度を堅持し、私学助成を大幅に増額すること。
三、私学の教育条件を改善するため、経常費の二分の一助成を実現すること。
四、学費の公私間格差を是正するため、私学に学ぶすべての生徒を対象にした授業料直接助成を実現すること。
五、授業料減免事業支援特別経費を拡充すること。

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