請願

 

第168回国会 請願の要旨

新件番号 1359 件名 非血縁者間骨髄移植に係る医療保険の適用範囲拡大に関する請願
要旨  国の主導の下で公的骨髄バンクが発足して一五年が経過し、非血縁者間の骨髄移植は白血病等の血液難病患者にとって一般的な治療法となっている。しかし、骨髄バンクを通じて多くの患者にドナーが見つかる今日においても、骨髄移植ドナーの仲介費用は、大きな経済的負担となっている。また、年間一、〇〇〇例近い非血縁者間骨髄移植が行われる状況で、ドナーから骨髄液を採取する施設における麻酔等の安全管理等の負担が大きくなり、迅速な患者救命が叫ばれているにもかかわらず、採取施設の確保が困難になりつつある。ドナーの安全を確保しつつ採取施設の人的・物理的負担を軽減するためには、骨髄採取に対するドナー安全管理料等の医療保険上の評価が必要である。
 ついては、患者や採取施設の負担を解消し、患者並びに家族が闘病に専念でき、安全により迅速な骨髄採取ができる環境を整えるため、次の事項について実現を図られたい。

一、骨髄バンクを介して骨髄移植を受ける患者の経済的負担の軽減、及び採取施設の採取受入れ促進のために、(一)情報検索連絡調整に係る費用等(二)移植骨髄穿刺(せんし)、について加算すること。

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