請願

 

第168回国会 請願の要旨

新件番号 1307 件名 最低賃金を大幅に引き上げる最賃法の改正に関する請願
要旨  京都の地域別最低賃金は、時給六八六円で、この金額では、まともな生活ができない。最低生計費の試算結果では、税金を控除した後の金額で、若年単身世帯が月額一六四、八九五円、夫婦と子供二人の四人世帯で四〇二、二五四円となっており、この金額と比べても、最低賃金は極めて低い水準にある。ワーキングプアが社会問題になっている今日、最低賃金の引上げは社会的課題と言える。最低賃金の引上げは、世界の流れとなっており、日本の最低賃金が全労働者の平均賃金の約三〇%で、ヨーロッパ諸国の五〇%程度と比較しても、低い状態にある。
 ついては、次の措置を採られたい。

一、最低賃金を大幅に引き上げ、労働者が経済的に自立した生活ができるよう、最低賃金法を改正すること。
二、全国どこでも、だれもが健康で文化的に暮らせる賃金水準を確立するため、全国一律最低賃金制の確立を図ること。

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