新件番号 | 1262 | 件名 | 新テロ特措法の廃案と海上自衛隊をインド洋に再び派遣しないことに関する請願 |
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要旨 | 政府は、二〇〇一年一一月に成立したテロ特措法により、海上自衛隊の補給艦と護衛艦をインド洋に派遣し、米国や米同盟国の艦船に、燃料・搭載ヘリコプターの燃料・水の補給を行い、これまでに派遣された海上自衛隊の艦船は延べ五九隻、提供した燃料や水の総額は二一九億円であることが明らかになっている。テロ特措法は、米国がアフガニスタンで進めるテロとの戦いを支援するものである。しかし、テロとの戦いとテロ特措法には(一)そもそも米軍のアフガニスタン侵攻は国際法に違反する侵略戦争である(二)現在のアフガニスタンは内戦状態であり米軍の行動は国際法に違反する内政干渉に当たる(三)米軍の攻撃により多数の民間人が死傷している(四)海上自衛隊から補給を受けた米艦船がイラク攻撃にも参加している(五)自衛隊の活動の詳細が国会に報告されることなく、シビリアンコントロールが欠如しているなど様々な問題点がある。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、新テロ特措法を廃案にすること。 二、インド洋に、海上自衛隊の補給艦と護衛艦を再び派遣しないこと。 三、米軍がアフガニスタンで進める戦争に、自衛隊は協力しないこと。 四、これまでに自衛隊が行った、米軍艦船などへの補給活動に関する詳細を、国会の場で明らかにすること。 |