請願

 

第168回国会 請願の要旨

新件番号 1254 件名 小・中・高三十人学級の実現、私学助成の大幅増額、障害児教育の充実、義務教育費国庫負担制度堅持等行き届いた教育に関する請願
要旨  一人一人の子供たちに確かな学力を保障し、希望をはぐくむ豊かな教育を実現することは、保護者・教職員を始めすべての国民の願いである。いじめ・不登校・精神的に不安定な子供たち、子供たちを取り巻く教育困難な状況を改善するためには、学級規模の縮小や教職員数を増やすことが緊急の解決策である。また、障害児教育の更なる充実も求められている。長期化した不況と所得格差の拡大等により、私立高校では学費が払えず退学せざるを得ない生徒や修学旅行に参加できない生徒が少なくない。私学助成の増額により、保護者負担の公私間格差を是正していくことが望まれる。子供たちが置かれている深刻な教育の状況を打開し、子供たちが生き生きと学び、豊かに成長できるよう教育条件を整えることが必要である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、教育予算を増額し、教育費の保護者負担を軽減すること。
二、子供の就学保障のために、公立・私立共に授業料免除制度などを充実すること。
三、国の責任で、小・中・高三〇人学級を早期に実現すること。複式学級を解消すること。
四、私学助成の国庫補助制度を守り、私学助成を大幅に増額すること。特に経常費二分の一助成の実現、授業料直接助成・施設助成を実施・拡充すること。私学で三〇人学級を行うための特別助成を実現すること。
五、障害児に行き届いた教育を保障するために、障害児学級・学校の増設や通常学級での教育条件を整備すること。
六、教職員の給与費に対する義務教育費国庫負担制度、及び教科書無償制度を堅持すること。
七、子供の安全を守るために、学校施設の補修・改築を進めること。
八、専任・専門・正規の学校図書館職員制度を確立すること。
九、大学の学費負担を軽減すること。

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