請願

 

第168回国会 請願の要旨

新件番号 1226 件名 高齢者の命を差別する後期高齢者医療制度の実施中止に関する請願
要旨  後期高齢者医療制度は、七五歳以上のすべての高齢者から保険料を徴収し、介護保険料と合わせて月額一万円を超える負担を押し付け、保険料を滞納した者からは保険証を取り上げる一方で、高齢者を健診制度の枠外として、診療報酬を現役世代から切り離し別建てにすることで、必要な医療が受けられなくするものである。正に高齢者を医療から遠ざける、世界に類を見ない年齢による差別医療の導入である。さらに、現役世代に高齢者医療を支える特定保険料として新たな負担を持ち込もうとしており、国民に負担を強いる悪法である。後期高齢者医療制度の実施を中止し、現行制度の下で高齢者も若者も必要な医療が受けられるよう求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、後期高齢者医療制度の実施を中止し、現行制度で高齢者が必要な医療を受けられるようにすること。
二、保健事業健診がなくなったことに替わる特定健診を高齢者も利用できるようにすること。
三、高齢者を差別する別建て診療報酬をつくらないこと。

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