請願

 

第168回国会 請願の要旨

新件番号 936 件名 建築基準法改正に伴う現状に関する請願
要旨  建築確認申請手続において必要以上に規制を強化し、審査期間の延長(一週間程度が三~四週間)審査料金も三~四万円程度が一五万円くらいになるなど、これから家を造る人に負担を掛ける。今まで軽微な変更で済んだものも新たに差し替えとなり、料金と日延べによる新たな負担が生じる。工事の変更、仕様の変更をすることに対してペナルティを与えるのは現実を知らない机上の決めごとである。増改築等を行うことによって実施部分以外(既存部分)にも現行法の規定が適用され、結果建築資金が想像以上に必要になり、計画をあきらめざるを得なくなる。家を造るのに絶対守らなければならない(一)地域近隣に迷惑を掛けないように、建蔽(けんぺい)率、容積率、各斜線を守る(二)耐久性、耐震性の強度の確保(三)安全、安心、健康な家を造るための審査は大事であるが、国は一定の見識と知識を認めて、建築士の資格を与えて設計監理をさせており、それ以外はユーザーと設計士に任せ、与えられた条件管理の中で自由に満足な家を造れるように本来の規制緩和(簡素で効率的)を行うべきである。問題が起きたら自己責任を原則とし、品質の確保及び将来への保障(瑕疵(かし)担保)に関しては民間の保障制度を活用して消費者の保護を併せて制度化すべきである。一人でも多くの人に夢をかなえるために資金、税制も含め住宅政策を推し進めるよう求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、審査期間の明確化・期日の厳守を行うこと。
二、大型物件と中小型物件の審査基準の変更ないしは、中小型物件の審査基準の緩和を行うこと。
三、不特定多数への販売物件と、相対取引(販売先が決まってる物件)との審査基準を区別すること。
四、建築確認申請後の変更手続を簡素化(構造上直接関係のない変更について)すること。

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