請願

 

第168回国会 請願の要旨

新件番号 556 件名 憲法審査会の始動反対に関する請願
要旨  与党は、憲法改定を目指して、国民多数の反対を押し切って本年五月、「日本国憲法の改正手続に関する法律」の採決を強行した。その中で、国会法が変えられ、憲法審査会が設置され、事実上いつでも改憲案を審議できることになった。しかし、この改憲手続法は、憲法審査会に関するものを含め一八項目もの附帯決議が付いた欠陥法である。さきの参議院選挙では、改憲を掲げた自民党が大敗し、少数となった。参院選後の臨時国会で与党は、憲法審査会を立ち上げるために本会議での議決が必要な憲法審査会規程案の上程すらできなかった。にもかかわらず自民党は、中山太郎氏を衆議院憲法審査会会長に内定するなど、改憲への執念を見せている。国民の多数は、憲法第九条の改定に反対であり、改憲を目指す憲法審査会の始動などを望んでいない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、民意に従って憲法審査会規程を決めず、憲法審査会の始動はしないこと。

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