請願

 

第166回国会 請願の要旨

新件番号 2007 件名 憲法第九条を守り改正教育基本法の廃止を求めることに関する請願
要旨  日本国憲法は、悲惨な戦争とそれを生み出した政治の仕組みへの反省から、平和・民主主義への強い願いを基につくられた。中でも第九条は、戦争の放棄と戦力の不保持を宣言し、武力による国際紛争の解決を禁止し、平和な日本をつくることを定めており、その理想を実現するために教育の目的や方針を定めたのが、改正前の教育基本法である。日本では、イラクへの自衛隊派遣を始め、第九条の原則を否定し、憲法を変えようという動きが強まっている。また、教育基本法についても与党は基本理念を投げ捨て、子供や国民の権利に基づく教育から国家による教育に転換した。それは、日本を再び戦争をする国につくり変えようとする動きであり、子供に国を愛する心を押し付けようとしている。平和で民主的な日本を定めた憲法と、その理想を実現するために教育の目的と方針を定めた改正前の教育基本法の精神を今こそ学校教育や社会にいかすことで、日本が世界から信頼され、世界の平和に貢献できる。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、改正教育基本法を廃止すること。

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