新件番号 | 1667 | 件名 | 安心して子供を生み育てられる社会にするための行き届いた子育て環境の整備に関する請願 |
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要旨 | 「お金の心配せずに子供が産めるようにしてほしい」「夫は毎日一二時間労働。疲れて帰ってきて子育てなんてとてもできない」「保育園が一杯で預けられるか心配である」「保育料が高くてこれでは何のために働いているのかとむなしくなる」、子育て世代は悩みや不安が一杯である。政府も、少子化対策や子育て支援を言うが、実際には、若い世代に、高い失業率と不安定な仕事が広がり、家庭を犠牲にする長時間労働もますますひどくなっている。子供を産んだら働き続けられない職場、保育園不足、教育条件の整備の後れなどの問題も深刻さを増している。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、仕事と家庭生活とが両立できるルールをつくること。 1 長時間労働をなくし、子育て中の労働者には、変則勤務・夜間勤務・単身赴任を制限し、残業も本人同意を必要とするなど、だれもが家族的責任を果たせるようなルールをつくること。 2 育児休業を男女共に取りやすくするために、育休中の賃金保障の六割への引上げなどの施策を充実させること。 二、中学校卒業までの医療費の無料制度をつくること。 1 子供の医療費の無料化を国の制度として実施して、すべての自治体で中学校卒業までの無料化を支援すること。 2 小児救急医療を始め小児医療体制を整備すること。 3 出産費用、妊産婦検診を無料にし、安心してお産ができるようにすること。 三、保育園を増やし、高い保育料を値下げすること。 1 必要な人みんなが保育園に子供を預けることができるように、保育園を増やすこと。 2 国の保育所運営費を増やして、高い保育料を値下げすること。 3 自治体を支援して、身近な場所に子育て、育児相談のための多様な場をつくること。 4 学童保育を質的にも量的にも拡充すること。 |