請願

 

第166回国会 請願の要旨

新件番号 1361 件名 改正教育基本法に反対し、子供たちが心身共に健やかに育つために、教育基本法をいかすことに関する請願
要旨  日本国憲法は、悲惨な戦争と専制政治への反省から、平和と民主主義の願いを込めて生み出された。中でも戦争放棄を定めた第九条は、二一世紀の世界の在り方を示すものとして平和を愛する国内外の人々の熱い支持を集めている。しかし今、第九条を変え、日本を再び戦争のできる国にしようとする動きが強まっている。また、改正前の教育基本法は憲法で示された戦争放棄を始め、基本的人権や民主主義などの、理想の実現は教育の力にまつべきものであると明記し、子供たちの全人格の完成や個人の尊重などを教育の目標として位置付け、戦前の教育の過ちを反省してつくられた。それをいかさずに、戦争ができる人づくりの教育ができるように、国が教育を支配するとか、愛国心を法律で強要するとか、財界の求めに応じた教育を振興させるなど、改正法は大きな問題を抱えている。憲法改悪と教育基本法改悪は一体のものである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、改正教育基本法に反対し、子供たちが心身共に健やかに育つよう教育基本法を改正前に戻し、これをいかすこと。

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